クールな先輩への溺愛宣言!!



「…っ、わたし……っ」


今更自分の気持ちに気づいても、もう遅いじゃん…。

あんなにまっすぐに、気持ちを伝えてくれたのに、



今更好きだって言っても君は許してくれますか?


それとも、怒りますか?



ー『遅いよ!』

そう言って、笑ってくれますか?






ーーー…



「…かずく、…椎名和くんいますか?」

「え!?伊吹先輩じゃん!!椎名に何か用ッスか!?

おい!椎名ーー!」


お昼休み。

和くんの教室へ来たわたし。


私が近くにいた和くんのクラスメイトらしき男の子に和くんを名指すと、
驚きの表情をしながら和くんを呼んでくれた。


すると和くんはすぐに出てきて、その表情は

「先輩!!どうしたの!?」

凄く嬉しそうな顔で、泣きそうになった。



私のこと嫌いになってない?

今更なに、って思ってたりしない?





「放課後、話があるの。」





ーー 「すき」って伝えてもいいですか?




「…裏庭に、来てくれる?」










< 37 / 57 >

この作品をシェア

pagetop