君の騎士は俺だけだ[二重人格編]
そして放課後


『飛鳥君。あの話があるんだけどいいかな?』

女子生徒に呼び出されてしまった。


話ってなんだろう?

『あ、来てくれた。飛鳥君。あのね?』


この展開ってまさかね。


悪い予感って当たるんだよな。


『飛鳥君あなたの事が大好きです。私と付き合ってください。飛鳥君の彼女にしてください。』


あーやっぱりね。


この場合なんて答えればいいのかな?


『あのさ、俺弟ってよばれてるんだよ?こんな俺でいーの?』

ん?あれ?俺?


僕喋ってないよね?


って体乗っ取られたー⁉︎


『それが何?私にとっては王子様だから。』


『ふーん。俺の女にしてやるよ。』

まー、いーか。


体乗っ取られてても葵ねぇちゃんにこの思いは届かないのだから。


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