ガーディアンズッ☆彡


「このチビスケ、発明家なんてしてんのか」


「まあこの年でマスターズコースにいるくらいだから、何かしらあるんだろうとは思っていたが……」



恭也の呆れたような呟きとユキちゃんの感心するような声に、あたしは曖昧に笑ってみせる。


さっきのまるで別人のような日向のことは、あえて言わなかった。


きっと日向自身それに気づいてないし、たとえ自覚はなくとも簡単には触れてほしくないことだと思うから。



「で、メールっていうのは〜……」



ひとりマイペースな柚くんがすでに慣れた様子でひょいひょいっと画面を操作し、メールボックスらしきものを開く。


もう開封済みのマークがついたそれを、もう一度クリックした。



「なっちゃんから、明日のことについて送られてきてたんだよねぇ」


「んーと?」



そこには大まかに、これからの予定と"ガーディアンセット"の説明、明日までに決めておく事柄等が書かれていた。


恭也が言ってたのはこのことか。

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