ガーディアンズッ☆彡
「……原因はテメェだな。チビスケ」
「あの、恭也? ご、ごめん、いきなりダンボール追突させちゃって!」
「おいお前。さっきも言ったよな。男なんだったら根性見せろって」
どうやらあたしの謝罪などこれっぽちも耳に入っていない様子。
まるで母猫が子猫を咥えるように日向の首根っこを引っ掴み、あたしの足からベリッと引き剥がした恭也は、宙にぶら下げながら容赦なく睨みつける。
わぁぁぁぁ! 日向が殺られるっ!!!
「ちょっと恭也!?」
「お前も甘やかしすぎなんだよ。少しくらい歩かせ……」
────べシッ!!
「っだ!!!」
……………え?
突如その小さな腕を大きく振りかぶった日向は、そのまま思いっきり目の前にあった恭也の頭へと振り下ろした。
のを、見た、はず。
とても5歳たらずの幼児が殴ったとは思えない痛々しい音があたりに響きわたる。
まさか反撃されるとも思わず完全に油断していただろう恭也は、日向を放り出して痛みに顔を歪めながら頭を抱えこんだ。