ガーディアンズッ☆彡
「……え、ええ……?」
いまの、なに?
衝撃すぎてなにも言葉がでてこない。
投げ出されるように宙に放られた日向は、するっと空中で体勢を整えて軽々と地面に着地した。
そして何事もなかったかのようにあたしの元へ駆け寄ってくると、例のごとく抱っこをせがんでくる。
「カノカ、ぎゅー」
「ぎゅーじゃねえよ! いきなりなんすんだ、テメェ! ついに本性表しやがったな、この見てくれ幼児がっ!!」
あの恭也が若干涙目になりながら日向に暴言をぶちまける。
これは相当、痛かったんだな……。
今回ばかりはあたしのほうが恭也に同情してしまいながら、なにも言わずに目で落ち着くよう諭した。
当の本人はそんな怒号ももろともしていないし、これはもしかしたら柚くんと同じ玉なのかもしれない。
「日向には、驚かされてばかりだよ……」
苦笑しながら持っていたダンボールを慎重に床へ置いて、今にも泣き出しそうな日向をよいしょと抱き上げる。
うん、ごめん。あたしが悪かった。
眠くて不機嫌なのはわかっていたけど、まさか恭也にまでイヤイヤ攻撃の被害が及ぶとは思いもしなかったからね。
恭也もごめん。