ガーディアンズッ☆彡


「なんだ恭也、でかい声あげて。俺の部屋まで聞こえてきたぞ」



そんななか、一連の騒ぎに気づいてユキちゃんたちが部屋から出てきた。


柚くんや律くんまで集まってしまい、結局エレベーター前にメンバー勢ぞろい。


頭を抱えながらひたすら日向に怨念を送るような眼光を向けている恭也を見て、みんなはあたしに目で説明を求めてくる。



「いやぁ……日向がちょっと、ヤンチャしたっていうか……」


「日向が? 恭也じゃなくてか?」



普通ならそう思うよね、とあたしは苦笑いを返す。



「じゃあ恭ちゃん、その頭って日向にやられたんだ?」


「チッ……おい柚、この見てくれ幼児には気を付けろよ。油断してっとお前もこうなりかねないからな」


「いやぁ、僕は避けるから大丈夫」



またもや沸点の低い恭也がキレそうになったところに、お母さ……じゃない、ユキちゃんの容赦ない拳骨が落ちた。


別に恭也は悪いことをしたわけでもないのに、さすがに可哀想になってくる。


もとはといえばあたしが段ボールを落として、不機嫌な日向の相手を十分にしてあげられてなかったからいけないんだけどな。
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