ガーディアンズッ☆彡
ごめんね、恭也……と心の中でもう一度謝っておく。
結局あたしたちが全員そろうと、落ち着くことはないらしい。
ただひとりどんな時でも無表情のまま眠気と戦っている律くんを、あたしは素直に尊敬する。
「……と、とりあえず……ミーティングルーム行こっか」
「だな。ほら恭也、いつまでも柚にガン飛ばしてんじゃない」
「……柚も行くぞ」
バチバチバチッ! と目に見えない青い火花を散らしている恭也と柚くんを、それぞれのお母さんが引きずっていく。
あはは……まるでマスターコースの生徒とは思えない会話ばかりだ。
なんだこれ。普通もっと優秀だよね。
一歩歩けばバラが咲くような華麗で優等生イメージだったのに、今日一日ですべてがぶっ壊されてしまった。
まぁ、そんな人たちよりも付き合いやすくはあるかもしれない、けど。
それとこれとは別として、
はたしてこのメンバーでガーディアンとしての仕事がちゃんとこなせるのだろうか……と、一抹の不安を覚えずにはいられないあたしだった。