ガーディアンズッ☆彡


すると、なにかに気づいたようにスッと目を細めた律くんがぼそりと声を落とす。



「……基本的には、らしいな」


「あ? どういうことだよ」


「……ここ。コース別のイベント欄。※印にガーディアンの参加も可って書いてあるだろ」



あたしたちは言われるがままPCを操作する。


律くんが指摘した※には、コース内容に適したイベントが隔月の最終日に催されるとの表記があった。


そして優勝者の報酬は────10スター。



「「10スターぁ!?」」



あたしと恭也の驚いた声が重なって、眠りを妨げられた日向が不快そうに身じろぎをする。


や、やば……!


泣くか!? とその場の全員が一斉に息を潜めたものの、日向はそのまま起きることなくふたたびスースーと規則正しい寝息を立てはじめた。



「「「はぁぁぁ……」」」



良かった、起きなかった……。


ホッと胸をなでおろし、あたしたちはもう一度PCの内容へ意識を戻す。
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