ガーディアンズッ☆彡
「これ、単純に考えたら参加した方がいいよね?」
「確かに、俺たちにはこういう方法でしかスターを手に入れる手段がないからな……」
「でもさ、負けたら2スター消滅とか鬼畜な条件もかいてあるよ? 僕らって他の生徒よりもスターの価値高いし、相当なリスクだよねぇ」
リスク……確かに。
「いやでも、普段からためておかねぇと、のちのちのガーディアン祭で痛い目見ることになんだろーが」
「……勝てば、問題ない」
個々それぞれの意見がキャッチボールのように飛び交う中で、あたしはふと日向のことが気になった。
いくらマスターコースの生徒とはいえ、この子はまだたったの5歳なのだ。
いくら天才児でも限界があるのではないだろうか。
「……ねえ例えばだけど、あたしのスターを別の誰かにあげることは出来るの?」
「あげる?」
「うん。例えば日向の残りスター数が少なくなった場合、あたしの残数に余裕があれば日向にあげれるかなと思って」
柚くんとユキちゃんが顔を見合わせた。
どうやらそこは盲点だったらしく、ふたりは素早くルールブックに目を通して先にユキちゃんが「あった」と声を上げた。