ガーディアンズッ☆彡
ユキちゃんの言う通りだ。
あたしは〝リーダー〟という役目に、心のどこかで重荷を感じていた。
なにも今回がはじめてという訳じゃない。
これまで何度も自分が中心となることはあった。
とくに研究室にいた頃は、研究員たちに指示を出すのはあたしの役目。
責任もすべて、あたしが請け負っていた。
要は、気持ちの問題なのだと思う。
例えばなにか研究室で事件が起こったとして、責任を取るのはあたし。
そう、あたしだけ。
責任を負いあたしが研究室を出ていけば、それで全てがまるく収まる。
だからまだ良かった。
“犠牲になるのはあたしだけ”だから。
けれど、それがもし研究室ではなく、この学園で起こったとしたら?
仮にあたしが出した指示のせいで、スター全失という事態が起きてしまったら?
……そこで全てが終わる。
あたしだけじゃない。
ここにいる全員の未来を傷つけてしまう。
自分だけじゃない。
六人とも、守らないといけないんだ。
あたしはひとりでそう思い込んで、自らにプレッシャーを与えていたんだろう。