ガーディアンズッ☆彡
「それにしても……」
この男が机をぶん投げたのは戦闘がヒートアップしたからだろうが、突然こんなことが起こるなんて正直、なめていた。
机は先ほどのペンやボード消しと違って、重量や大きさの観点から基準オーバー。
それをぶん投げるのも凄い。
けれども、問題なのはそこではなくて……。
「思ってたよりずっと大変みたいだね。ガーディアンの仕事って」
この乱れまくりの秩序を、あたしたちは毎度危険をおかしてでも正さないといけないわけで。
さっきみたいなことが起きるたびに、いちいち驚いてはいられないのだ。
だってここではそれが普通で、戦わないものは一瞬で弾き出されてしまう世界。
少しの油断が命取り。
たとえガーディアンでも、生き残るのは容易ではない。