ガーディアンズッ☆彡
「お、ま……っ、なにすんだよ!!」
「あんたが寝込みを襲うからでしょ!? アホ! 変態!」
「はあ!? 俺はお前がうなされてたから、心配して起こしてやったんだろうが!」
え、心配?
きょとんと目を丸くすると、恭也ははっとしたように口を押さえた。
どうやら墓穴を掘ったらしい。
「……カノカ」
不意に腕をつかまれた。
見れば、隣で眠っていたはずの日向がうつらうつらした顔で、こちらを見上げている。
どうやら起こしてしまったらしい。
「わ、日向ごめんね。うるさかったね」
恭也のことなんて一瞬で頭のなかから放り出し、日向を抱えあげて膝の上にのせる。
まだ眠たかったのか、あたしに抱きつくように寄りかかって、日向はまた柔いシルクのような瞼を伏せた。
よかった、ぐずらなくて……。
「チッ……」
ほっとしていたら、ここぞとばかりに恭也の舌打ちが飛んでくる。
そんなに構ってほしいのか、この男……。