ガーディアンズッ☆彡
「オーケー、引き受けるよ。1か月後のガーディアン祭までに解決しておきたいし」
「あぁ、そうだな」
「なっちゃん、ハンチングの過去2年間の詳細書用意できる?」
「あぁ、職員専用のデータベースにあるやつなら」
「じゃあそれお願い」
そう、動き出すなら早いほうがいい。
ガーディアン祭が始まったら、あたし達はそれどころじゃなくなってしまうから。
「あと、ユキちゃんと律くんは適当な人材を見極めてピックアップをお願い」
そう指示を出すと、ふたりは同時に頷く。
冷静に物事を判断出来るふたりに任せておけば、ここは問題ないはずだ。
「あと恭也」
「あ?」
「日向と一緒に、ガーディアンのデータベースセキュリティをもっと強化して欲しいの。全て暗号化して、仮に足跡を見つけたらそれを辿って」
「しゃーねぇな。りょーかい」
恭也はこう見えて案外こういうものに強い。
この間セキュリティを確認した時の手さばきは、とても素人のものではなかった。
「日向もお願いね」
「……ん」
だいたい、この学園に存在するほぼ全てのIT系は日向の手によって作られたものだ。
たとえどんなクラッカーでもこの天才創造主に敵うわけがない。