ガーディアンズッ☆彡


なのに、どうしてだろう。


ふと既視感を覚えた。


その切れ長の眼差しと、愉快そうな表情の境目にひっそりと佇む───なにか得体の知れないものに。



「条件は、花乃香との対談」


「へ?」


「花乃香とふたりで会って話がしたいらしい。……なんていうか、よく、わからない奴だった」


「へぇ……」



律くんが『よくわからない』なんて曖昧な表現を用いるのは珍しい。


少し興味をそそられながら、への字顔をしている恭也へちらりと視線を送る。



「……なーに恭也。その顔は」


「そいつ、俺ニガテだわ」


「え、知りあい?」


「ちげぇよ。けど、たまに見かけんだよな。なんかやったら人に好かれてる奴で」



これまた珍しい。


恭也がこんなことを言うなんて。
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