ガーディアンズッ☆彡
「あたしはリーダーだよ」
「それがなんだよ」
「リーダーの意見くらい尊重しなさいよって話。あたしは大丈夫だってば」
心配してくれているのは分かってる。
分かっているからこそ、こういう時はちゃんとリーダーとして任せてほしいんだ。
面食らった顔をする恭也に無理やり日向を預けて、あたしはブレザーに手を通した。
ガーディアンだけが着用できるこの制服。
身につけると不思議と身が引き締まる。
恭也と日向、そして律くんの顔を順に見て、あたしは微笑んで見せた。
「律くん、恭也と日向をお願いね」
「……本当に、ひとりで平気か?」
「うん。任せて」
何もかもが上手くいくとは限らない。
だからこそ最善を尽くしていくしかない。
「……いってきます!」
これまでも────そして、これからも。