ガーディアンズッ☆彡
「ふぅ……」
それにしても、これだけ静かだと色々考えてしまうものらしい。
……いそごいそご。
廊下を歩いているだけで道を開けてくれる生徒たちに、むしろ羞恥すら覚えながら、あたしは目的の場所へ急ぐ。
────三年マスターコース所属。
あたしが今から会いに行こうとしている彼は、学園内でも数少ないソロ活動をしている生徒。
チーム制度が定められてから数ヶ月。
今じゃ、この学園でチームを組んでいない生徒なんて指折り数えるほどしかいない。
ソロ活動は、今の学園の制度では致命的だから。
……にも関わらずソロでい続ける異端児たちには、そうである理由があるんだろう。
まぁ単にチームを結成出来ないほど、何らかの理由で信頼を失っているか───
もしくは、その逆。
そして、その異端児の中では、恐らく彼がいちばんの実力者。