ガーディアンズッ☆彡
たしかに、そういうものなのかもしれない。
でも少なくとも僕はそんな安っぽい存在なんてゴメンだし、
カノちゃんに至ってはいずれこうやって離れていくだろうな、というのはなんとなく予感していた。
あの子は、僕たちに完全に心を開いてくれているわけではないから。
そしてそれをそうさせてしまったのは、僕たちの責任だ。
どうして、じゃない。
「いい加減、気づきなよ。カノちゃんずっと泣いてんじゃん」
いつもひとりで。
耐え難い重圧に押しつぶされながら、それでも必死に足を踏ん張って立っている。
ぎりぎりだった。
初めて会った時から、あの子はいつも今にも切れそうなつり橋の真ん中で、たったひとり笑いながら震えていた。
あの子は辛くても笑うから。
辛くて、苦しくて、逃げ出したくても笑ってるから。
そんな彼女の強がりにどうしてみんな気づかないわけ?