ガーディアンズッ☆彡

特殊フィールドの前で、契約書にサインをする。


そのあいだ葛城はずっと笑っていた。


自分が負けるわけがない……そんな自信に満ち溢れていた。


ある意味、羨ましいかもしれない。


こんなにも自分を信じることが出来るのは。



「お嬢」



特殊フィールドに入る直前、哲平が声をかけてきた。



「俺は請け負った仕事はきちんとこなす主義や。お嬢が思う存分暴れてる間、こっちはこっちで手を回す。どんな結果になっても決着がつき次第、計画は遂行するから安心しい」


「……ありがとう、哲平」


「ええか?あんたはまだここの天下でいなきゃあかん。自分に負けるなや。ぜったいに戻ってくるんやで」



うん、とは頷けなかった。


そもそもあたしに、戻る気はない。


この戦闘には必ず勝つ。


でもこんなに勝手な行動をした以上もうみんなに顔向けできないし……こんなあたしにガーディアンとしての資格はないから。


……せめて最後は、ぶっぱなす覚悟でいくけどね。

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