ガーディアンズッ☆彡
「あたしは……」
その時だった。
ピロン、とメールの着信を知らせる音が響いた。
なんだろう……?
哲平との話の途中だけど、どうにも気になる。
メールなんてプライベート用に限らずガーディアン専用でも普段はあまり使わないから、この音を聞くこともない。
あたしは近くの岩石に腰掛けて、胸ポケットから取り出した小型PCを素早く起動させる。
メールはなっちゃんからだった。
それも、ガーディアン全員に一斉送信されているらしい。
内容を見たあたしは、思わず眉間にしわを寄せた。
「お嬢? どないしたん」
急にあたしの声が途絶えたことが気になったのか、哲平が心配そうな声をかけてくる。
なんでもない、と答えてから、あたしはPCを閉じて制服の胸ポケットへとしまった。
……今のメールはガーディアン全員に送信されていた。
ということは、今頃みんなもあのメールを見て行動しはじめているだろう。
ちょっとばかり、というか、大幅に予定は狂ったけれど、こうなってしまったものは仕方がない。
あたし自身……まだ、迷ってるみたいだし。
それに恭也やみんなにさっきの話の続きをしてからじゃないと、どこまでも追いかけてきそうだ。
大丈夫。
そう焦らなくても、とりあえずスター狩りだけは討伐できたのだから良しとしよう。