ガーディアンズッ☆彡


とはいえ、これはあたしたちにとっても大きな試練だ。


ガーディアンの称号を守り抜く。


それがこの学園生活において、もっとも大きなミッション。


一連の騒動があったあと、あたしたちは全員でもう一度顔をつきあわせて決めたのだ。


絶対に、全員で卒業する──。


たった一人も欠けることなく、この六人で。


初代ガーディアンズの伝説を創ってやろう。


……それはきっと言葉でいうほど簡単じゃない。


これまで以上にこの先には大きな壁や障害物が待っているだろうし、険しい道のりになるのは目に見えている。


でも。


それでも、全員で卒業する以外の道はあたしたちに見えていないから。


ガーディアンとしての誇りをかけて。



「理事長は……今のあなたを見たら、さぞお喜びになるでしょうね」



ふとそう落とした櫻井さんは、以前理事長が使っていたエグゼクティブデスクを長い指先でそっとなぞって微笑を浮かべていた。


その表情からは本当に理事長を大切に思っていたことがわかる。


とても温かい、優しい眼差し。

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