ガーディアンズッ☆彡
すると、あたしの視線に気づいたのか恭也は居心地わるそうに目を泳がせた。
「……まあ、良いんじゃねぇの。普通に美味い」
「えっ!?」
「なんだよ」
絶対に文句をつけてくるだろうと思っていた恭也が、あまりに素直に褒めてくれるものだから、あたしは驚いて目を見開く。
「お前、俺のことなんだと思ってんだよ」
恥ずかしかったのか恭也は顔を歪めてそっぽを向いてしまった。
……なんだ、可愛いとこあるんじゃん。
意外な一面に自然と緩んでしまう頬を引き上げながら、ふと自分の横に座っている日向が固まっていることに気づく。
「日向?」
「……カノカ。こえ、なあに」
「これはね、アップルパイっていうリンゴを使って作ったお菓子だよ。あれ、もしかして美味しくなかった?」
心配になってその顔を覗き込むと、日向はぶんぶんぶんっと激しく首を振ってフォークをぎゅっと握りしめた。