ガーディアンズッ☆彡
「律くんもよろしくね!」
「……あぁ。よろしく、花乃香」
「っ……!」
今、少しだけだけど笑ってくれたような気がする!
気のせいかもしれないけれど、それだけであたしはすごく嬉しくなった。
基本的にいつも無表情な律くん。
笑ったらもっと素敵だと思うんだけどなぁなんて思いながら、未だ夢中でアップルパイを食べ続ける日向の頭を撫でた。
「日向も、これから少しずつみんなと仲良くなれるといいね」
「……ぼく、カノカ、しゅき」
ま、まあ、時間はかかりそうだけれど。
ついさっき出逢ったばかりの、まだお互いに何も知らないガーディアンメンバー。
天才とだけあって、一癖も二癖もある人ばかりだけど。
なんだかんだ、やっていけるかも……と思ったのはあたしだけの秘密にしておこう。