孤独の女剣士と新選組
しかしいくら待っても
衝撃はくることはなく、瞳を開いた。
桜花「え…ここはどこなの??」
周りを見渡してみても
教科書に載っていた古い建物で平屋、
そこを歩いている人は袴や着物姿、
中には腰に刀をさしてた人もいた。
桜花「タイムスリップ…??
そんな事ありえないけど…
でも考えても仕方ないし…
嫌だけど尋ねるしかないよね…。」
そう考えていると
背後に気配を感じ、警戒体制をとり
木刀に手をかける。
桜花「どちら様でしょうか??
隠れないで出てきたらいかがでしょうか??」
??「まぁ落ち着いて下さいよ。
変な服装してますね。紀州の者ですか??」
桜花「紀州ってどこですか??
えっと、もしかして
あなたはあの新選組 一番隊隊長、
沖田総司さんですか??」
沖田「新撰組??何それ??
それにどうして、僕の事を
知っているんですか??
ますます怪しいので
ついてきて頂けますよね(^-^)??」
桜花は木刀から手を離し
頷いて沖田さんについて行った。
しばらく歩くと
『壬生浪士組』と書かれた建物の前に
到着した。
沖田「どうぞ(^^)」
桜花は警戒しつつ建物の中へと
入って行った。
そして廊下を歩き、ある一つの
部屋で沖田さんは
沖田「土方さん、
只今戻りました。
そして少しお話があるので、
宜しいでしょうか??」
土方「総司か。入れ。」
桜花は沖田さんと共に
部屋に入り、ここでも思わず
桜花「まさかと思いますが
副長の土方歳三さんですか??」
土方「あ??誰だコイツは??
なぜ俺の事を知ってやがる??」
沖田「ねぇ怪しいですよね。
僕の名も当てられちゃいました。
あの人を呼んで来ますね。」
土方「あぁ、頼む。」