孤独の女剣士と新選組

桜花は暫く考えて

桜花「分かりました。
これから話す事は紛れも無く
真実です。
信じるかどうかは皆さんに
お任せ致します。
1つ質問ですが、今は何年でここは
どこでしょうか??」

沖田「今は文久3年、京だよ。」

桜花「そうですか…そうですと、
私は200年後の未来から来ました。
私の時代には戦争は無く平和な所です。」

近藤「ん??」

沖田「え??」

土方「は??お前さぁ嘘くらい
うまく言えねぇのか??」

桜花「ですから言いましたよね。
信じるかどうかは皆さんたち次第だと
信じてもらえないと思いますと。
ですから出ていきます。
もう関わらないで下さい。」

桜花は表情を変えず、
立ち上がろうとしたが、

土方「ちょっと待ってくれ。
未来から来たのが本当なら
証拠を見せろ。」

桜花「証拠ですか…。
持ち物と言えばこの木刀しか
ないので…」

桜花は考えて

桜花「では私が未来で
習った俳句を何個か詠っても
宜しいでしょうか•́ω•̀)?」

土方「あぁ…。」

桜花「梅の花一輪咲いても
うめはうめ」

土方「!?」

沖田「ハハハ!!!」(爆笑)

桜花「大切な雪は解けけり
松の庭」

土方さんの顔は
だんだん青ざめていき、
沖田さんはずっと
笑っている。
近藤さんは何がなんだか
わからないと言いたそうな
顔をしている。

桜花「しれば迷いしなければ…」
土方「止めてくれ(>_<;)!!!」
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