プリズム!
クッキーを二人でつまんでいると、愛美が何気なく口を開いた。
「ね、夏樹ちゃん。長瀬くんって…どんな人?かな…?」
「え…?」
思わぬ所で意外な名前が出て来て、夏樹は目を丸くした。
愛美は何処か照れた様子で下を向いている。
(…愛美…?もしかして…)
ある可能性を頭に浮かべつつも、夏樹は特に気にしている様子を見せずにさり気なく答えた。
「長瀬は…そうだなぁ。明るくて、ちょっと調子乗りだけど…根は優しい良いヤツだよ。落ち込んでたりすると、笑わせていつでも元気にさせてくれる…。裏表がなくて面白いヤツだから、皆から結構好かれてるんじゃないかな。これは男友達としての目線でだけどね?」
そう笑うと、愛美はこちらを見て「なるほど…」という感じで頷いていた。
「もしかして、長瀬に…何か言われた?」
静かに聞き返すと、愛美が咄嗟に顔を赤らめた。
「あ…あのねっ、何てことはないんだけど…。お昼一緒に食べないかって、さっき誘われたの。夏樹ちゃんは雅耶くんと一緒に食べるだろうから、二人でどうかなって…。考えといてねって言われて…」
その愛美の反応に、夏樹は内心で驚きの表情を見せていた。
(これは、もしかしたら…もしかするんじゃ…?)
「ね、夏樹ちゃん。長瀬くんって…どんな人?かな…?」
「え…?」
思わぬ所で意外な名前が出て来て、夏樹は目を丸くした。
愛美は何処か照れた様子で下を向いている。
(…愛美…?もしかして…)
ある可能性を頭に浮かべつつも、夏樹は特に気にしている様子を見せずにさり気なく答えた。
「長瀬は…そうだなぁ。明るくて、ちょっと調子乗りだけど…根は優しい良いヤツだよ。落ち込んでたりすると、笑わせていつでも元気にさせてくれる…。裏表がなくて面白いヤツだから、皆から結構好かれてるんじゃないかな。これは男友達としての目線でだけどね?」
そう笑うと、愛美はこちらを見て「なるほど…」という感じで頷いていた。
「もしかして、長瀬に…何か言われた?」
静かに聞き返すと、愛美が咄嗟に顔を赤らめた。
「あ…あのねっ、何てことはないんだけど…。お昼一緒に食べないかって、さっき誘われたの。夏樹ちゃんは雅耶くんと一緒に食べるだろうから、二人でどうかなって…。考えといてねって言われて…」
その愛美の反応に、夏樹は内心で驚きの表情を見せていた。
(これは、もしかしたら…もしかするんじゃ…?)