プリズム!
「誘われて…愛美はどう思ったの?嫌だなーって思った…?」
夏樹は優しく聞いてみた。
すると、愛美は真っ赤な顔のままこちらを向くと、ぶんぶんと首を振った。
「ちょっとびっくりしたけど、嫌じゃなかったよ」
その素直な様子に思わず笑みがこぼれる。
「じゃあ、もし良かったら行っておいでよ。同じ学校内にいるんだし、何かあったら携帯に連絡入れてくれれば、すぐに迎えに行くからさ。…ね?」
「うん…」
「長瀬が何かやらかしたら、私が喝入れに行くからって言っておくよ」
そう言って笑うと、愛美も少しホッとした様子で笑顔を見せた。
「ありがとう、夏樹ちゃん…」
そうしている内に、部活の仕事が一区切りついたらしい長瀬から連絡が入り、自分達がいる場所を伝えると、ちょっぴり浮かれ緊張気味の長瀬が現れた。
未だに雅耶からの連絡がない夏樹を一人置いて行くことに愛美は抵抗があったみたいだったが、「勝手知ったる場所だから大丈夫!」と、夏樹は笑って二人を見送った。
緊張は見て取れるものの、照れながら並んで歩いて行く初々しい二人を眺めながら、夏樹は彼らが上手くいけば良いなと思った。
夏樹は優しく聞いてみた。
すると、愛美は真っ赤な顔のままこちらを向くと、ぶんぶんと首を振った。
「ちょっとびっくりしたけど、嫌じゃなかったよ」
その素直な様子に思わず笑みがこぼれる。
「じゃあ、もし良かったら行っておいでよ。同じ学校内にいるんだし、何かあったら携帯に連絡入れてくれれば、すぐに迎えに行くからさ。…ね?」
「うん…」
「長瀬が何かやらかしたら、私が喝入れに行くからって言っておくよ」
そう言って笑うと、愛美も少しホッとした様子で笑顔を見せた。
「ありがとう、夏樹ちゃん…」
そうしている内に、部活の仕事が一区切りついたらしい長瀬から連絡が入り、自分達がいる場所を伝えると、ちょっぴり浮かれ緊張気味の長瀬が現れた。
未だに雅耶からの連絡がない夏樹を一人置いて行くことに愛美は抵抗があったみたいだったが、「勝手知ったる場所だから大丈夫!」と、夏樹は笑って二人を見送った。
緊張は見て取れるものの、照れながら並んで歩いて行く初々しい二人を眺めながら、夏樹は彼らが上手くいけば良いなと思った。