プリズム!
「でも、そうね…。雅耶とのことは、そんなに特別意識する必要はないのかもね。夏樹ちゃん自身が感じてるその気持ちを大切にしていけば良いんだと思うな」
そう言って微笑む清香に。
雅耶への気持ちを他の人に話したことなどなかった夏樹は、何だか妙な照れくささを感じながらも、そんな温かな言葉が嬉しかった。
そうして、暫くお茶しながらゆっくりしていた時、突然夏樹の携帯がメールの受信を告げた。
「…あ。雅耶からだ…」
夏樹は呟くとメールを開いた。
「雅耶…?」
「うん。さっき部活終わって帰って来たみたいで…。今こっちに向かってるって…」
そこまで聞くと、清香は「あら♪」…と掌で口元を押さえた。
「じゃあ、私はそろそろ帰った方が良いかしらね」
にこにこしながらも、急にそんなことを言い出した清香に。
「え…?何で?清香先生、もう帰っちゃうの?」
不思議に思って聞き返すと、清香は破顔した。
「だって、お邪魔しちゃ悪いもの」
そう言ってウインクしている。
そこで清香の意図を理解した夏樹は、慌てて否定の言葉を口にした。
「そんなっ…邪魔とか、そんなワケないだろっ」
照れて言葉に動揺が表れているのか、また口調が戻っている夏樹に清香は吹き出した。
「ほらほら、言葉使い…」
「あっ!しまったッ!!」
そんなやり取りをしながら笑い合っている内に、家の呼び鈴が鳴った。
そう言って微笑む清香に。
雅耶への気持ちを他の人に話したことなどなかった夏樹は、何だか妙な照れくささを感じながらも、そんな温かな言葉が嬉しかった。
そうして、暫くお茶しながらゆっくりしていた時、突然夏樹の携帯がメールの受信を告げた。
「…あ。雅耶からだ…」
夏樹は呟くとメールを開いた。
「雅耶…?」
「うん。さっき部活終わって帰って来たみたいで…。今こっちに向かってるって…」
そこまで聞くと、清香は「あら♪」…と掌で口元を押さえた。
「じゃあ、私はそろそろ帰った方が良いかしらね」
にこにこしながらも、急にそんなことを言い出した清香に。
「え…?何で?清香先生、もう帰っちゃうの?」
不思議に思って聞き返すと、清香は破顔した。
「だって、お邪魔しちゃ悪いもの」
そう言ってウインクしている。
そこで清香の意図を理解した夏樹は、慌てて否定の言葉を口にした。
「そんなっ…邪魔とか、そんなワケないだろっ」
照れて言葉に動揺が表れているのか、また口調が戻っている夏樹に清香は吹き出した。
「ほらほら、言葉使い…」
「あっ!しまったッ!!」
そんなやり取りをしながら笑い合っている内に、家の呼び鈴が鳴った。