プリズム!
そうして二人の話が一段落した所で、長瀬が不意に思いついたように話を振って来た。
「そう言えばさー、雅耶達はクリスマスはどう過ごすワケ?」
「え?クリスマス?」
「そ。だって、両思いになって初のクリスマスだろ?何か考えてないの?だいたい、今までどんなとこにデート行ったのさ?」
何気ない長瀬の質問に、冬樹も興味ありげに雅耶の答えを待っている。
だが…。
「う…。実はデートで何処かに出掛けるとかっていうのは、まだ一度もないんだ…」
語尾が徐々に小さくなっていく雅耶に。
「「はあっ?」」
その、あまりの意外さに二人は大きな声を上げた。
それが冬樹と長瀬が初めてハモった瞬間だった。
「だ…だって、イベントの実行委員とか部活とかで忙しくて、なかなかゆっくり時間も取れなかったし。夏樹もバイト入ってたりでさ…。上手く空き時間が合えば家でゆっくり会う位で…」
そんなことをごにょごにょと小さくなって言っている雅耶に。
「おウチデートばっかりって、そりゃないんじゃないのっ?いったい家で二人で何してんのよ?…まさか、雅耶…」
「…へ?」
何故だか、両隣から冷たい視線を感じて雅耶は慌てた。
「なっ…何だよっ、その目はっ。べ…別に俺は、いかがわしいことなんて何もっ…」
「あれ?雅耶…?僕達、別に如何わしいことしてるなんて一言も言ってないけど?」
冬樹が笑顔で速攻ツッコミを入れて来た。だが…。
(目が笑ってないんだよっ!目がっ!!)
ある意味、一番怖いかも知れない。
「そう言えばさー、雅耶達はクリスマスはどう過ごすワケ?」
「え?クリスマス?」
「そ。だって、両思いになって初のクリスマスだろ?何か考えてないの?だいたい、今までどんなとこにデート行ったのさ?」
何気ない長瀬の質問に、冬樹も興味ありげに雅耶の答えを待っている。
だが…。
「う…。実はデートで何処かに出掛けるとかっていうのは、まだ一度もないんだ…」
語尾が徐々に小さくなっていく雅耶に。
「「はあっ?」」
その、あまりの意外さに二人は大きな声を上げた。
それが冬樹と長瀬が初めてハモった瞬間だった。
「だ…だって、イベントの実行委員とか部活とかで忙しくて、なかなかゆっくり時間も取れなかったし。夏樹もバイト入ってたりでさ…。上手く空き時間が合えば家でゆっくり会う位で…」
そんなことをごにょごにょと小さくなって言っている雅耶に。
「おウチデートばっかりって、そりゃないんじゃないのっ?いったい家で二人で何してんのよ?…まさか、雅耶…」
「…へ?」
何故だか、両隣から冷たい視線を感じて雅耶は慌てた。
「なっ…何だよっ、その目はっ。べ…別に俺は、いかがわしいことなんて何もっ…」
「あれ?雅耶…?僕達、別に如何わしいことしてるなんて一言も言ってないけど?」
冬樹が笑顔で速攻ツッコミを入れて来た。だが…。
(目が笑ってないんだよっ!目がっ!!)
ある意味、一番怖いかも知れない。