プリズム!
「そんなトコでなーにやってんの?今日はまたカワユイ服着ちゃってーっ♪」
いつもの軽い調子で話し掛けてくる友人に、夏樹は思わずジト目になるが「何だか思いきり注目浴びてるよ?」…と、意外なことを小さく耳打ちされて、思わず慌てた。
「…なっ…?」
確かに、何故か周囲の視線を集めてしまっている。
(何でっ?門のど真ん中だからかっ!?ここで目立つ訳にはいかないのに…っ!)
夏樹は、横でニヤニヤと笑っている長瀬をガッシリと掴むと、その場から逃げ去るように前方にいる友人達の元へと駆け寄って行った。
「どうしたの?夏樹、慌てて…」
「夏樹ちゃん…?」
首を傾げる悠里と愛美に。
「いや…何でもない…。…大丈夫…」
多少、乱れてしまった息を整えながら夏樹が答えていると。
「…ねぇ。ところで、その人誰?」
桜が不思議そうに後ろを指差して聞いて来た。
「え…?」
振り返ると、そこには長瀬がいて「ハロー♪」とか言いながら、皆に愛想を振りまいていた。
思わず、咄嗟に掴んで連れて来てしまったようだ。
「あ…ごめんっ、長瀬…。咄嗟に捕まえて来ちゃった」
「いーじゃないのっ。是非お友達紹介してよ。あ、愛美ちゃん、おっはよー♪」
「長瀬くん、おはよう」
例の件ですっかり顔見知りな愛美は、笑顔で手を振って応えている。
いつもの軽い調子で話し掛けてくる友人に、夏樹は思わずジト目になるが「何だか思いきり注目浴びてるよ?」…と、意外なことを小さく耳打ちされて、思わず慌てた。
「…なっ…?」
確かに、何故か周囲の視線を集めてしまっている。
(何でっ?門のど真ん中だからかっ!?ここで目立つ訳にはいかないのに…っ!)
夏樹は、横でニヤニヤと笑っている長瀬をガッシリと掴むと、その場から逃げ去るように前方にいる友人達の元へと駆け寄って行った。
「どうしたの?夏樹、慌てて…」
「夏樹ちゃん…?」
首を傾げる悠里と愛美に。
「いや…何でもない…。…大丈夫…」
多少、乱れてしまった息を整えながら夏樹が答えていると。
「…ねぇ。ところで、その人誰?」
桜が不思議そうに後ろを指差して聞いて来た。
「え…?」
振り返ると、そこには長瀬がいて「ハロー♪」とか言いながら、皆に愛想を振りまいていた。
思わず、咄嗟に掴んで連れて来てしまったようだ。
「あ…ごめんっ、長瀬…。咄嗟に捕まえて来ちゃった」
「いーじゃないのっ。是非お友達紹介してよ。あ、愛美ちゃん、おっはよー♪」
「長瀬くん、おはよう」
例の件ですっかり顔見知りな愛美は、笑顔で手を振って応えている。