誓い
誰も居ない暗闇の駐車場。
アタシは押し倒された。
「やっ」
手首を押さえつけられて身動きがとれなかった。
頭が痛い…。
体が痛かった。
ある程度の行為が終ってアタシは介抱された。
“駅に行かなきゃ…”
アタシは自転車をこいだ。
痛みを堪えながら。
駅に着いてアタシは徹に電話をかける。
【おかけになった電話は現在電波のない場所にいるか…】
でないな…。
痛みを堪えながら駅のホームに行く。
しばらくしてアタシのケータイが鳴った。
相手は徹。
「はぃ…」
『どした?いきなり電話かけてきて?』
いつもと変わらない徹の声。
「…」
何て言えばいいの?
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