君はオオカミくん
時田くん
朝
青い空、教室の窓からほどよく吹く風……
大好きな友達。
そして_...
「知ってた?この時期花粉すごいらしいよ?」
笑いながら私に向かって嫌みを言う彼は時田 空(ときた そら)。
私はこの男が苦手である、苦手なだけで決して嫌いではないのだけど会うたびに嫌みを言ってくるのでどうしても好きにはなれない……。
だって清々しい朝を迎えたのにわざわざ気分が下がるようなこと言う?