君はオオカミくん

呆れて何も言えずにいると彼はニコニコしながら

「ここに美味しい美味しいカフェのケーキ無料のチケットがあります。そして明日は休日なわけだけど…」

と誘惑のチケットをヒラヒラと私に向けてくる。

「い、行きたい!ください!!時田くん!」

甘いものは好きなので全力で懇願中。
しかし相手は時田くん…そう上手いこといくわけなんて…………

「うん、いいよ」
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