君はオオカミくん
「ちょ!ちょっと置いていかないで!」
「えー?だっていつもに増して変な顔してるんだもん」
ひ、ひどい……こんのぉ……
とりあえず置いていかれたくない私は必死に彼の背中を追いかけるも体力の無い私にはキツいもの。
だんだんと小さくなっていく背中。
本当に優しさというものがないやつめ!
もう追い付けないと分かった私はゆっくり歩いていたら
「ねえ、遊ばない?」とお兄さんに声をかけられました。
なん、ぱ……?じゃないし……友達がいないんだなーっと哀れんだ目で見てたら腕をお兄さんに掴まれた。
やばいぞ、これ。。。