君はオオカミくん
「……はい?/////」
私はケーキを食べながらフリーズしていた。
「友達は頬にキスぐらい当然じゃない?」
クスクスと笑う時田くん。
当然じゃないのぐらいわかってるので、からかわれているのだとすぐに理解した。
「当然じゃないし、こんなことしないで///」
「そのわりに顔真っ赤……かわいいね杏ちゃん。もっとキスしてもいい?」
「ダメに決まってるでしょ!」
じっと見つめてくる時田くんの目から私は視線を外せずにいた。この胸のドキドキはなんだろう。