ブラコンだっていいじゃないか
朝
私達の朝
カーテンの隙間から射し込む光が
目を覚ませと脅してくる
残念、私は二度寝がなにより大事なのだ。
今、起きるわけにはいかない。
目覚まし時計の甲高い音を聞き流しながら2度目の眠りにつこうとした瞬間、
「いづき姉さーーーん!!!」
ドタドタとした音が徐々に近付いてくる。
ついには私の部屋である扉をガンッ!!と響かせた
「姉さん!!ご飯食べよ!!!」
そのせわしない音の正体である私の弟は、
弟といっても双子だが、
私の耳元でいつものように叫ぶが、
私は寝たふりを決めこむ。
今日の私は昨日までの私ではない。
「あれ、いつき姉さん??起きない??」
< 1 / 2 >