愛言葉ー溺愛ー
蜂蜜色と闇の色


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「祭莉〜、今日、暇?」


チャイムが鳴り終わり、教室からぞろぞろと人が出ていく中まだ机にいる祭莉に彩芭が話しかける。



「ん?暇だよ?」


教科書を整えながら笑顔で言うと、彩芭くんは良かった、と嬉しそうな顔を見せた。


「じゃあさ、今日俺ん家来ないっ?」


「え?いいの?⋯邪魔でなければ⋯。」


勝手に決めてしまっていいのか悩んだが、「行ってみたい」という好奇心のほうが勝った。


「やった!決まり!今日はこれで終わりだし行こー!」


余程嬉しかったのか、はじけるような笑顔を見せた。
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