愛言葉ー溺愛ー
「俺は隼瀬叶夢(ハヤセカナト)一応、幾夢のお兄さんをやってるよ。よろしくね?はい、次幾夢。」



「へーい。俺は隼瀬幾夢(ハヤセイクト)。いちおー叶夢の弟だぜっ。よろしく〜りん。」



この二人、どこか雰囲気は似ていると思ったが兄弟と聞いて納得した。



「次はじゃあ、春ね。」



「あ、はい。えっと、水無瀬春叶(ミナセハルト)です。よろしくお願いします。」



ご丁寧にお辞儀をする春叶。全身から出る優しいオーラは安心させてくれる。初めてあった時からそう感じていた。



「次は汐遠。」



「ん?⋯あ、月陰汐遠(ツキカゲシオン)⋯。」



汐遠は祭莉より、一つ下らしい。天使のような可愛い顔を持っていながらに、滅多に笑顔を見せない彼は無愛想な性格と非常にマッチしている。
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