愛言葉ー溺愛ー

「あっ、ちょっ!待って。私も何か手伝うよ!あっ、でもキッチンに入るのは失礼か⋯」


ついていけない展開だったのだが、ひとまずそう言うと、蜜芭が笑って言う。


「ううん。失礼じゃないよ?ありがとう。じゃ、お言葉に甘えて⋯。行こうか、こっちだよ」


部屋を出てキッチンへ向かう。


「あちゃー、ココアきれてる。祭莉、紅茶⋯でいいかな?」


棚を見てから彩芭がこちらを向いて言う。


「あっ、うん!そうだ、紅茶なら私が入れるよっ!」



紅茶はカフェに来たお客さんに何回か出した事があるので少しは自信があった。


「そう?じゃあお願いします」


「うんっ」


そう言うと、てきぱきと紅茶を淹れていった。

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