愛言葉ー溺愛ー
「叶夢さん!⋯⋯、大丈夫⋯ですっ」
少し頭は痛むものの心配をかけたくないため、笑顔で二人を安心させる。叶夢のこういう面があるのが以外だった。
「祭莉ちゃん、はい、お水。気を付けてね?」
そっと手に冷えた水を持たせてくれる。
「ありがとう。」
「いえいえ。」
ふっと春叶が優しい笑みを浮かべる。
「結構いいベッドに寝てるんだな。気持ちー」
いつの間に部屋に入り、ベッドに潜り込んでいたのか、朔夜が布団に頬ずりをしていた。