愛言葉ー溺愛ー
「朔夜、馬鹿じゃない?祭莉が困ってる⋯」
うとうとしていた朔夜を起こすように汐遠が揺さぶり朔夜をベッドから下ろす。
ちょっと可愛いかも、そう思う祭莉なのだった。
「でもほんとに心配しました。」
「ほんとほんとー。りん、1週間も寝ちゃってたんだもんなー。」
1週間!?普通なら死んでない⋯!?
と自分でもびっくりしてしまう。
そして、その1週間私は⋯────
寝ていた時の事を思い出し俯く祭莉を境にさっきの雰囲気とは全く別の雰囲気に包まれる。全員が俯き少しの沈黙が続いた。
「祭莉ちゃん、全部思い出した⋯?よね⋯⋯」