愛言葉ー溺愛ー

そう言うと、祭莉達と叶夢達の間に白い煙がたつ。その中からキラキラと輝く白銀の髪と桜色の瞳が見えた。

はっきりと見えた頃には祭莉の目の前にいた。



「会いたかったよ。フェークライン。」


ちゅっと軽く頬にキスをする。


「え⋯?え⋯?」


頬を抑えて顔を真っ赤にする祭莉。


「お父様っ!どうして此処にっ!?」


その行動に焦った春叶がそう言うとラファリエートが春叶達の方を向く。


「久しぶりだな。ユファ・ハルト。それにみんなも。」


微笑むラファリエートと対照的に複雑な顔をする春叶達。


「それにエンティーシュ君たちも。」


「お父⋯様⋯?」

< 163 / 187 >

この作品をシェア

pagetop