愛言葉ー溺愛ー
そう言うと、祭莉達と叶夢達の間に白い煙がたつ。その中からキラキラと輝く白銀の髪と桜色の瞳が見えた。
はっきりと見えた頃には祭莉の目の前にいた。
「会いたかったよ。フェークライン。」
ちゅっと軽く頬にキスをする。
「え⋯?え⋯?」
頬を抑えて顔を真っ赤にする祭莉。
「お父様っ!どうして此処にっ!?」
その行動に焦った春叶がそう言うとラファリエートが春叶達の方を向く。
「久しぶりだな。ユファ・ハルト。それにみんなも。」
微笑むラファリエートと対照的に複雑な顔をする春叶達。
「それにエンティーシュ君たちも。」
「お父⋯様⋯?」