愛言葉ー溺愛ー
「私は⋯っ!────がいいですっ。」
視界が涙でぼやける中、呼んだ人に駆け寄り、ぎゅうっと抱きしめる。
「あの日からずっと待ってました⋯っ!今度は私も一緒に⋯っ。」
もし、また幸せな時間が訪れるのなら。また、一緒に笑って過ごせる日が来るのなら。その時は絶対に離さないでくださいね?
運命の糸を辿るように私達は惹かれあった。もう、離れることはない。だって貴方が誓ってくれたから。
祭莉は笑顔でスターチスの花を差し出した。