愛言葉ー溺愛ー
「祭莉ちゃん、その顔、俺ら以外に見せちゃダメだよ・・・?」


「え?」


意味不明な叶夢の言葉に首を傾げる。


「りんは知らなくていーのー。」


まだ、後ろから抱き占められていた私の頭の上に顎を乗せる。



「幾夢さん⋯重いです。⋯そうだ、叶夢さん、なんで私が襲われたんですか?人間だからかでしょうか?でも人間は普通にいますよね⋯?だから、別に私じゃなくても⋯。」



幾夢を押し退けながら叶夢に問う。すると、言いづらい事なのか、少しの沈黙が続いた。

その後、意を決したように口を開いた。
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