愛言葉ー溺愛ー
「祭莉ちゃん、俺達もいるよ⋯?あと、滑ると危ないから気を付けるんだよ?」



クスッと怪しい笑みを浮かべて前に立つのは叶夢。

浴槽には朔弥に春叶、シャワーの所には汐遠がいる。



「全然気が付きませんでした⋯いつの間に⋯」



「祭莉もこっちに来れば⋯⋯?」



ふっと微笑んで朔弥がいう。そこで初めて自分達が裸だと気付く。



「え、いや⋯⋯」



恥ずかしいと、どうする事もできずもじもじしてると、幾夢が抱き上げ、浴槽へと歩いて行く。



「ちょっ、幾夢さんっ!離してっくださいっ。後で入りますっ!」


「ヤダー。どうせ入るなら今、入ればいいじゃん。」
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