愛言葉ー溺愛ー
「はぁ。じゃ、俺もう学校行くから。次の時間春叶さんのあったでしょ?早く来てね。せんせー!」



何に機嫌を悪くしたのかぷくーっと頬を膨らませて歩き出す彩芭。



「?⋯あ、ありがとう。彩芭くんっ!!」


お礼を聞いたのか聞いてないのか、急いで部屋から出ていく彩芭を見送る。



「⋯じゃ、俺も行くね?」



頭から手を離し、持ってきていたらしい黒縁のメガネをつける。



「そっか、春叶さん教師、ですもんね。」


しょぼんとしてると、春叶が顔を近づけてきた。



「春叶さん⋯⋯?」



「ふふっ。寂しいですか?かわいいですね。・・・あと、保健教師でもありますよ?ソコ、よろしくお願いします。一応保健メインですから。⋯じゃあ行ってきます。」

そう言って、甘い甘い口付けをする。

「あぅ⋯⋯んっ」
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