愛言葉ー溺愛ー
「ちょっ!幾夢さん!?何するんですか!」


顔を真っ赤にしながら幾夢の方を向く。

すると幾夢は知らんぷりをして笑いながら部屋を出ていった。



「ま、まって⋯」


手をどけ、幾夢を追いかけようとした時、腕が掴まれる。


「え、叶夢さ────」


叶夢の方を振り向いたのと同時に掴まれた腕を急に引っ張られる。すると、叶夢の隣へ寝るような形となってしまった。



「ふふ。予想した起こし方と違ったけど⋯これはこれでいいね⋯。もう少しだけ⋯」
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