愛言葉ｰ溺愛ｰ

｢あの、これいりますか⋯？私が作ってみた塩キャラメルなんですけど⋯｣


そう言って天鈴に微笑みかけると、一瞬戸惑ったがすぐに笑顔になって頷いた。


｢ありがとうございます⋯｣


｢いえいえ。それじゃ、ごゆっくり⋯｣


カウンターへ戻り、天鈴たちの方をみるとなにやら話し合いをしていた。


(懐かしいな⋯)


ぼーっと天鈴たちを見ていると、叶夢がやってきて祭莉の手を取り、奥へと連れていった。


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｢叶夢さん⋯？｣


突然手を引かれた祭莉は戸惑っている。奥、厨房へ入るとすぐにパッと離された。


｢ごめんね？祭莉ちゃん、あとは幾夢に聞いてくれる？俺はリビングに行ってるから。｣