愛言葉ー溺愛ー

頬をぷくーっと膨らませる汐遠にすっと手を出して笑いながら頭を撫でる朔夜。


「よしよし。幾夢みたいな事言ってないでちゃんと授業は受けようなー?」



「むっ、それだったら朔夜もでしょ⋯あと叶夢が呼んでたよ。コイツのことは見ててあげるから行ってきたら⋯」


疲れてぐったり座り込んでる祭莉を見る汐遠。


「えぇ?俺なんかしたっけなー。仕方ない。行ってくる⋯」


めんどくさい、眠い、というようにのろのろと歩いていく朔夜を見送る汐遠。

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