愛言葉ー溺愛ー
本棚一つ一つを見ていく。探しているものは吸血鬼に関してのものだ。
まだ不思議なことだらけの彼らを少しでも分かってあげたかった。
ようやく吸血鬼に関しての本が数冊見つかったので片っ端から読んでいくことにした。
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「祭莉ちゃん⋯?」
「は、はい⋯⋯」
「⋯どうしたの。それ⋯」
「うぅ⋯⋯」
春叶と汐遠が慌てたように祭莉を見る。祭莉も今にも泣きそうな目で二人を見た。
「泣かないで?どうしてこうなっちゃったの⋯?」
「ホント。どうしてこんなチビになったの⋯」