愛言葉ー溺愛ー
「お前が可愛いのがいけない⋯」
どんどん近付いてくる汐遠。ぎゅっと目を瞑るとすぐにちゅっ、とキスをされた。
「あぁ、祭莉ちゃん此処は図書館ですよ⋯?こんなことしていいと思ってるんですか⋯?」
くすっと意地悪く笑う春叶。
「これはお仕置きが必要ですね?」
伸ばされた春叶の指がつーっと祭莉の首を伝う。そして鎖骨辺りにくると、ぐいっと引き寄せられ、 牙をたてられた。
「やだ⋯っ。春叶さん⋯っ!!」
「嫌じゃ⋯ないでしょ⋯?」